滝見学後は、天候回復の余地はないと見込み、雨の中テントの撤収を始めました。
キャンプ旅行は何度かしていたものの、雨の中のテント撤収は初めて。 テント本体が濡れるのを極力最小限にとどめようとも、無理でした。 びしょびしょになったテントを無理やり収納袋に入れ、撤収終了。 まだ4日目にして、「帰りたいよーー」泣きが入りました。 その時点でまだ11時。バス出発時間まで3時間半もあります。 とりあえず、売店併設の休憩所で、びしょ濡れになって冷え切った体を温めようと ココアを飲みました。泣きが入った心・体に「ほわ~ン」と沁みました! その後はポストカードを書き、本を読んで時間をつぶすことに。 国立公園の中にあるだけに、このような悪天候で自然散策ができなければ、 この休憩所で座って時間を過ごすしかありません。 そんな訳で小さな休憩所は人であふれかえっていました。 相席になったのはドイツ人ご夫婦。自転車で島内を周っており、バス旅行よりももっと天候 に左右される為、1ヶ月(!)という時間に余裕をもっての旅行をされていました。 「雨だとなんにもできないよねー」と愚痴を言ったところ「アイスランドでは特に(天気に対する) 忍耐が必要だよ」と諭されました。 彼らもポストカードを書いたり、今後のルート検討をしながら、雨の時間を過ごして いました。 でも休みがなかなか取れない旅人にとってはそれは無理な話しで、 忍耐ではなく、「雨だって何だって、とりあえず行かなきゃ、見なきゃ」という 気合・意地も必要ですよね。 良いお天気を求めて北東に進みたくとも、本日のバスはヘープン(Hoefn)止り。 これだけしか進めません。 途中ヨウクルスアゥルロゥン(Joekusarlon)のバス停では15分間の休憩。 ここは氷河湖に氷山や氷河が浮かんでいる湖。かなりの降雨量でしたが、 バスを降り、意地になって写真を撮ってきました。 こんな水陸両用車(船?)に乗って、氷河湖クルーズができます。 雨天で、ガスっていても、こんなに青く見えるんです。太陽が照っていたら どんなにきれいだったことでしょう。 と、びしょ濡れになって写真を撮ってうんざりしていた観光客の前に ここで天使が現れました! 「Seal !!」という子供の叫び声の方をを見てみると、アザラシが頭を出して 気持ち良さそうにすい~っと泳いでいました。 この瞬間ばかりは、皆の顔がぱーっと明るくなりましよ。
by glueck-ss
| 2006-08-05 03:34
| -アイスランド
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