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渋滞の合間の和み

↓のライプチッヒからの帰りは幸福感たっぷりの結婚式、元同僚達との再会の次の日。
楽しかっただけに、独り長距離ドライブが更に寂しく感じました。
それに加えて、数箇所での渋滞。
一人ドライブのお供は日本の歌。車中では一人をいいことに歌いまくります。
でも渋滞が続くとそれも気晴らしにはならず・・・。
そんな中、この帰り道2回ほど心和ます出来事がありました。

一度目は、休憩で立ち寄ったサービスエリア。
道路の渋滞だけではなく、お手洗いも渋滞・・・げんなりしていると
私の前に並んでいた5歳位の女の子が、チビの黒髪・黒い瞳のアジア人(=私)を
珍しげにじろじろと見ています。
と、「名前はなんていうの?」と聞いてきました。
私は「Glueckよ」と答えると不思議そうな顔をしたので
「Japanから。Japanって分かる?アジアにある国よ」と言うと
「私はアレクシア」と名前を教えてくれ、更に興味深々、もっと質問をしたそうです。
で、彼女の質問を待っていると
「子供(息子か娘)はいるの?」と(本当に無邪気に)聞いてきました。
笑顔で「いないよ~」と答えたものの、ちょっと「が~ん」でした。
でもそうよね~この子くらいの年齢の子供がいてもおかしくないものね。
大人のドイツ人には見抜かれないけど、やっぱり子供の観察眼は鋭いのかな(^^ゞ
とはいえ、臆せず見知らぬ外国人に話しかけきてくれた
小さな女の子との会話で、笑顔になり、癒されました。

二度目は、とにかく見える先はずーっと車の列が連なっている位の渋滞。
全く進まず、嫌気がさしてハンドルに頭を突っ伏していると、
「プップッ」とクラクションの音が。
「え、前に進んだの?」と思い顔を上げて前を見ても、変化はなく。
そこで何でクラクションが鳴ったのかな?とバックミラーを見ても
どうも後ろのドライバーさんではなかったよう。
と、また「プップッ」とソフトなクラクション音が。
ふと隣を見ると「ジャガー」を鼻先に乗せた車。
そして運転席には銀髪の上品で裕福そうなお爺様。
「うーん、このお爺ちゃんって結婚式で会ったんだっけ?」と怪訝な顔をしていると
私に向かって笑顔で手を振ってきました。
どうもお疲れ気味の私を元気付ける為に、ナンパしてきたエールを送ってくれたようです。
いやー「車の中は一人っきりの空間」と気を抜いてはいられませんね・・・。
でもこのお爺ちゃまのおかげで、少し頭がすっきりしその後の運転に集中できました。
by glueck-ss | 2008-10-12 04:16 | 日々の徒然
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