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3カ国国境ハイキング ーその2

さてさて、景色を楽しんで、写真を撮ってと、のんびり歩きながらも
気持ちは「3カ国国境(Treiksroset)」に急ぎます。

それらしき物がなかなか見えず、迷いそうになった所で発見!
湖上に歩道が延びており、その先に黄色のコンクリートでできた碑はありました。
3カ国国境ハイキング ーその2_b0105201_330593.jpg

この碑の周りに歩道は続いており、10秒ほどで3カ国を一周できます。
湖に向かって碑の左側がスウェーデン、後ろ側辺りがノルウェー、右手がフィンランド。
碑にはそれぞれの国境に向かって国のマークが彫ってありました。
3カ国国境ハイキング ーその2_b0105201_334634.jpg

左からノルウェー、フィンランド、スウェーデン。(スウェーデンのマークは
何故かここで撮り忘れていたので、別の所にあったものです。)

ここが今回の旅行の目的地の一つ。
そのわりには、国の境が全く感じられず、拍子抜けな小さな碑だけなのですが
旅好きとしては「一度に数カ国の国境を越えられる」、と、それだけのことで
どうしても訪れたい、と思ってしまうのですね。

さて、行きの同じ船にはTVクルーが乗っており、この碑を撮影していました。
前回に記事で「いかにも」な格好をした男性は、専門家なのでしょうか、
湖畔をバックにインタビューを受けていました。
3カ国国境ハイキング ーその2_b0105201_3441764.jpg


実は、夜に言葉も分からずローカルのTVを眺めていた私達の目の前に、
なにやら見たことのある風景が。
「これ私達が行った所じゃない?」と話していると、何と何と
船着場で船を下りる私達の後姿が映っていました!
船を下りた時にもカメラマンは船着き場の辺りを撮影していたのですが、
その前を「邪魔だろうな、でも後でカット編集するだろう」と思って
気にせずに歩いていたのですが、どうもそのまま使用されたようです。
一緒に船に乗っており、ハイキング途中に再び会ったフィンランド人家族は
インタビューを受けていました。うーん、残念。せっかくだから遠い遠いアジア
の国から来た大和撫子トリオもインタビューして欲しかったわ。



暫くは生い茂る白樺の木々の下を歩きますが、山を登っていくにつれて
森林限界に達して、木は無くなり周囲の景色がひらけました。
湖、スウェーデン・ノルウェーの山並みを見ながらお昼ご飯。
メニューはホテルの朝食ビュッフェで作っておいたサンドウィッチ。
そんな質素なメニューでも大自然の気持ちの良い景色ではとっても美味しく感じました。
3カ国国境ハイキング ーその2_b0105201_435472.jpg


その先には滝がありまた休憩。お水もとってもクリアで、美味しく飲めました。
3カ国国境ハイキング ーその2_b0105201_43065.jpg

この滝で、歩いて旅を続けているのだろうな、と思われる一人旅人を発見。
「こんなアウトドア好きな人、いいよね~。格好いいよね(^・^)」とSさんと
お話しながら隠し撮り。
3カ国国境ハイキング ーその2_b0105201_464885.jpg

(しかしこの後、ハイキングセンターのカフェで帽子をとった彼に再会し
「うーん、ちょっと違ったね・・」という感想を持ちました。スキー場ゲレンデで会うと
格好いい!と思うのに、ゲレンデ外で会うと「あれ?」という感じと同じです)

ハイキングの後半には、タフなだけではなく、力もある?moさんが岩を真っ二つに(笑)
3カ国国境ハイキング ーその2_b0105201_411301.jpg


さてさて、スタート地点でありゴール地点ともいえるハイキングセンターに戻ってきた私達。
目的達成してしまうと、残りの5キロの道のり、足並みは鈍く、重くなるもので・・・。
更に夕飯材料を買うのにスーパー閉店まであと1時間ほど。
歩いていると間に合うか微妙な時間帯。
そこで、「3人居れば怖くない!」と私達は歩きながらも、ヒッチハイクを始めました。
幸いにも残4キロほどで、私達の脇を通り過ぎたにもかかわらずわざわざUターンして
地元女性が乗せてくれました。(ちょうと彼女もスーパーへ行く所でした。)

こうしてお天気にも恵まれ、楽しい一日は、最後には親切な人に恵まれ終えたのでした。
by glueck-ss | 2007-09-12 04:24 | -フィン・ラップランド(夏)
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